奨学生の声

Voice

2023年度 海外留学支援奨学生 店網秦吾たなあみ しんごさん

パリ政治学院(Institut d'études politiques de Paris)/フランス
留学体験記
留学先について

 私が学んだパリ政治学院は、フランス・パリを本拠とする、社会科学分野に特化したフランス屈指の「グランゼコール」に分類される高等教育機関です。グランゼコールとは、日本でいう大学院に近い専門的な教育機関で、一般教養が中心の大学とは異なる点が特徴です。パリ政治学院は行政系に特化していますが、他にも工学、ビジネス、芸術、軍事など、特定分野において高度で実践的な教育を提供するグランゼコールが存在します。

 本学は行政系グランゼコールの中でも特に高い知名度を誇り、政治学分野の世界ランキングでは常に最上位に位置しています。その教育内容は非常に充実しており、国際政治学や私の研究テーマに関連する授業の選択肢が、他の大学と比較して圧倒的に豊富だと感じました。また、現フランス大統領であるエマニュエル・マクロン氏をはじめ、卒業生の多くがフランスやヨーロッパの政財界でリーダーシップを発揮しています。次世代のグローバルリーダーたちと学ぶことは私にとってかけがえのない経験となり、研究面だけでなく人間的にも大きく成長できる環境が整っていると感じていました。このような背景から、本学への留学を決意しました。

 実際に現地で学んでみると、フランスの学生たちは皆、次世代の政治家や外交官を目指すなど高い志を持っており、非常に意欲的でした。また、欧米やアジア各国からの留学生も、各国のトップ大学から集まっており、多様性に富んだ刺激的な環境が広がっていました。授業内容は、具体性が高く専門性に優れたものが多かったです。特に、時事的なトピックを扱いながら、最先端の学説や議論に触れる機会が豊富で、常にリアルタイムで動く世界情勢に直結した学びを得ることができました。履修した授業はすべて30人以下の少人数制演習形式で行われており、プレゼンテーション、ディベート、模擬国連などの教授と学生の距離が非常に近い環境下での多様なアクティブラーニングは貴重な経験でした。課題の難しさに苦しむことも多々ありましたが、それが一層、自分の成長に繋がったと自負しています。

 また、実務経験を持つ講師陣から、アカデミックな視点だけでなくプロフェッショナルな実務的知見を得ることができたのも大きな収穫でした。例えば、元大使、国際機関職員、外交官、ジャーナリストといった外部講師による特別講演がほぼ毎日のように行われていました。パネルディスカッションや対話を通じて実際の現場について学ぶ機会が全学生に提供されており、教育の質の高さを肌で感じることができました。

 さらに教室内だけでなく、生活の中でも国際政治に向き合う機会が数多くありました。例えば、ガザ反戦デモを呼びかける無数の学生がキャンパスを一時占拠し、数百人の警察と対峙する事態を目撃したり、アジア圏からの留学生と昨今の中国外交や第二次世界大戦期の日本をテーマに熱い激論を交わしたりしたことも。日常の一つひとつが非常に刺激的で、期待を上回るチャレンジングなものでした。こうした環境で研究活動に取り組むことができたのは、何ものにも代え難い経験となりました。

  • 実務家を招いた特別講演の様子

    実務家を招いた特別講演の様子

  • ガザ反戦デモ参加を呼びかける学生

    ガザ反戦デモ参加を呼びかける学生

パリでの生活

 キャンパスがパリの中心部に位置していることもあり、華やかなパリでの生活を存分に体験することができました。しかし、留学先を選ぶ際の判断基準が専ら学問的な内容や評価に基づいていたため、正直なところ、当初はフランスに対してそれほど好意的な印象を持っていませんでした。フランス語は難解であるうえに、治安面ではストライキ、スリ、テロといったネガティブなイメージが先行し、フランス人に対しても「プライドが高く冷淡」という偏見すら抱いていました。

 しかし、シャルル・ド・ゴール空港に降り立った瞬間から、私の心は一変しました。19世紀の風情を色濃く残す美しいパリの街並みは圧巻で、耳にしていたほどのゴミの散乱も目立ちませんでした。家とキャンパスまでの道のりには、主要な観光地や美術館、教会、お洒落なカフェなどが立ち並び、ふらりと立ち寄ることができました。また、学生ビザの特権として、ほとんどの文化遺産に無料で入場できるのも大きな魅力でした。荘厳な雰囲気に包まれた国立図書館で勉強をしたり、セーヌ川の夜景を横目にサイクリングを楽しんだり、コンコルド広場でラグビーW杯やパリオリンピックを観戦したり…。歴史的な円安とインフレの影響で贅沢できる状況ではありませんでしたが、日常の中で異文化や芸術に触れながら過ごした時間は、私にとって夢のようなひとときであり、学び多き経験となりました。

 さらに現地の人々は、私が日本人であることを知るとすぐに日本への好意を示してくれました。特にアニメや漫画、日本食などに対する関心や敬意が随所で感じられ、これまで訪れた国々と比べても、フランスにおける日本文化の受容の深さは格別でした。このような経験を通じて、私はまさに「“逆”パリ・シンドローム」の如く、一瞬でフランスに魅了されました。同時に、フランスに対して誤ったイメージを抱いていたことを恥じ、今度は自身がフランスの魅力を正しく発見し、それを発信する役割を果たしたいと思うようになりました。

  • セーヌ川の夕焼け

    セーヌ川の夕焼け

  • Sceaux公園でお花見ピクニック

    Sceaux公園でお花見ピクニック

課外活動

 授業外でも留学ならではの多様な活動に主体的に挑戦しました。大学寮がなくアパートで一人暮らしをしていたため、友人を増やすためには自ら積極的に行動を起こす必要がありました。授業中に声をかけたり、ランチや旅行に誘ったりすることで、異なる言語でコミュニケーションを取らざるを得ない環境に身を置くよう心がけていました。中でも、特に力を入れた活動として以下の3つを紹介します。

1.移民難民支援ボランティア

 パリで生活に困窮している中東・アフリカ系の移民難民の方々に対して、物資配布やフランス社会への適応を支援する活動に参加しました。この活動を選んだ理由は、二つの強い思いからです。

 第一に、日本では移民難民の方と直接的に関わる機会はほとんどないため、彼らとの対話を通じて国際政治を「ミクロ」な視点で理解し、最前線の現場を肌で感じたかったからです。机上の学問では見えてこない、人々がどのような困難に直面し、どのように生き抜いているのかを理解することこそが、重要な学びだと考えました。第二に、パリの生活の中で見た、移民難民とフランス社会との軋轢に強く関心を抱いたからです。特に、留学先で履修した「フランス社会における移民史」を扱う授業で、フランスに大勢の移民が流入した背景を学んだことが大きなきっかけとなりました。彼らは現在もなお貧困や社会的差別、宗教的な軋轢に苦しんでおり、実際にその現実を目にしたことで、移民問題がヨーロッパ全体でいかに大きな争点となっているのか理解を深めました。特に、治安悪化や就業機会の喪失といった問題が社会の不安を増長させ、近年の英国ブレグジット成立や各国で極右政党躍進の一因となっていることを実体験として認識しました。

 ボランティア活動を通じて、私は多くの移民難民と出会い、彼らが直面する苦境を耳にしました。特に印象的だったのは、彼らのほとんどが家族を故郷に残し、生活の糧を得るためにフランスに来ている青年たちだったことです。初めて彼らと向き合ったとき、その強面に話しかけるのを躊躇いましたが、ぎこちないフランス語で少しずつ心を通わせることができました。その中で強く感じたのは、彼らが決して「悪人」ではないということです。彼らはただフランス社会に適応できず、貧困に苦しんでいるだけなのです。この現実を前に、私は「彼らが犯罪に走る前に、何かできることはないだろうか」と、支援への情熱が湧いてきました。現場で支援を行っている職員の方々も、まさにその情熱を持ち、今日も惜しみない活動を続けています。その姿勢に深く感銘を受け、私もまた少しでも彼らの力になりたいという想いで半年間活動に励みました。

 この経験を通して、移民とフランス社会の双方にそれぞれ異なる事情があり、その問題が非常に複雑に絡み合っていることを学びました。こうした現場で支援を続ける職員や、苦境の中で逞しく生きる移民難民の方々に接したことで、多くのエネルギーをもらい、今後も何か社会の中で貢献できる人間でありたいと改めて強く意識するようになりました。

  • 移民難民の方と共同で作った作品

    移民難民の方と共同で作った作品

  • 路上生活者への物資支援

    路上生活者への物資支援

2.日仏学生フォーラム

 この団体は、日本とフランスの学生が「日仏文化理解の深化」と「日仏の架け橋となる人材の育成」を目標に掲げ、活動しています。前述のように、私は渡仏前に抱いていた偏見と、フランス社会において日本が格別に愛されているという現実とのギャップに大きな衝撃を受けました。このギャップを自ら埋め、日仏間の交流を促進する活動に貢献したいという想いから、この団体への参加を決意しました。

 現地ではフランス側のメンバーから頻繁にアクティビティに誘ってもらい、フランスの流行、ニッチなおすすめスポット情報、カジュアルなフランス語表現など、自身では知り得ることのできなかった様々なことを学べたのは非常に大きな収穫でした。また、特に2024年8月にパリで行われた3週間のメインプログラムは、私にとって留学生活を締めくくる最後の一大イベントでした。期待と緊張を抱いて迎えた初日、ホストファミリーから想像以上の温かい歓迎を受け、その後の3週間はあっという間に過ぎていきました。彼らと共に学び、食事をし、議論を交わし、笑い合った日々は、単なる観光旅行や留学期間中とは一線を画す「特別な体験」でした。

 このような素晴らしい機会を与えてくれた彼らに恩返しをしたいという想いが強まり、今年度から団体の日本側代表を務めています。彼らと築いた絆は、私にとって一生の宝物であり、来年夏に行われる東京プログラムで彼らと再会するのが今から楽しみです。次は日本で「特別な体験」を提供できるよう、入念に準備を進めていきたいと意気込んでいます。

  • 日本文化紹介イベントJAPAN DAYを開催

    日本文化紹介イベントJAPAN DAYを開催

  • 成果発表会にて集合写真

    成果発表会にて集合写真

3.バックパック旅

 長期休暇や留学修了後から帰国までの期間を活用し、合計153日間にわたるバックパック旅に挑戦しました。かねてよりバックパックでの気ままな旅が好きだったこと、フランスにいるうちにヨーロッパの多様性を肌で感じたかったこと、そして「世界で活躍したい」という漠然とした夢を具体化するために、ヨーロッパと括られる全ての国(戦争地域を除く)を旅することを決めました。

 実際、ヨーロッパは驚くほど旅がしやすく、EU圏内では国内感覚で移動できるため、長距離バスや格安航空を利用することで、交通費を抑えながら周遊することができました。また、カード決済が可能な場所が多く、現地通貨への換金やSIMカードの変更も必要ありませんでした。さらに一歩国境を越えると、毎回新たな文化、食事、言語に出会うことができ、非常に刺激的な日々を送ることができました。同時期にFIFA EUROやパリオリンピックが重なったため、行く先々でお祭りのような雰囲気を体験できたのも幸運でした。

 しかし、このような楽しい思い出だけではありません。旅には当然トラブルもつきもので、出費を極限まで抑えた限界旅だったため、体感で3日に1度は何らかのトラブルに見舞われていました。例えば、安宿で財布を盗まれたり、足首関節に突然激痛が走り3日間歩けなくなったり、トコジラミに刺されて全身に発疹ができるなど、予期せぬ困難を同時に味わったこともありました。しかし、冷静に一つ一つ対処し、問題を修正しながら計画を練り直し、次の地へと進み続けた結果、最終的には目標であった欧州44カ国、93都市へ到達することができました。この旅を通じて、逆境に屈せず挑戦し続ける力が養われました。

  • サンマリノのお城にて

    サンマリノのお城にて

  • ローマで友人と6年ぶりの再会

    ローマで友人と6年ぶりの再会

研究報告書 : 研究テーマ「サイバー空間における国際政治と安全保障」
課題意識

 2016年、第一次トランプ政権が誕生した米大統領選挙では、ソーシャルメディアを中心に候補者に対する無数の真偽不明の情報が飛び交い、米国民の投票行動に混乱を招きました。その結果、現在に至るまで米国社会の分断は深刻なものとなり、今や民主主義は危機に瀕しています。この背景には、権威主義国家からの無数の情報工作があったと報告されており、こうした外国勢力による選挙への介入は、現在もなお頻発しています。また、大国に限らず途上国も外国からの工作を受け、社会的分断に陥る事態が懸念されています。第二次世界大戦では、「第4の権力」と呼ばれるマスメディアによって「大衆」が煽動されましたが、現代ではそれに代わり、ソーシャルメディアが舞台となっています。誰もが検閲なく情報にアクセスできる公開性や匿名性、そして生成AIによるフェイクニュースの巧妙化など、さまざまな要因が重なり合い、情報の歪みが民主主義に対する深刻な脅威となっています。こうした民主主義の根幹をなす選挙を揺るがすディスインフォメーションやプロパガンダの横行は、もはや単なる課題ではなく、民主主義存続の分水嶺と言っても過言ではありません。

 一方、これらの脅威に対して利害関係の異なる国同士が足並みを揃えることは困難であり、既存の国際法や国際連合の枠組みでは効果的に対処できていません。したがって、今後は共通のイデオロギーや利害関係を有する地域間の枠組みが、ますます重要性を増してくると考えます。こうした課題意識から、私は所属大学にて現代国際政治や外交戦略を研究しています。さらに、サイバー空間における安全保障や地域間の枠組みについて、より最先端の国際政治研究に触れ深い知見を得るために、政治学の世界的権威であるパリ政治学院への留学を志しました。

関連授業

 以下、研究テーマに基づき留学先で履修した関連授業の一部を紹介します。

  • “PERSPECTIVES ON ARTIFICIAL INTELLIGENCE AND INTERNATIONAL RELATIONS”この授業では、人工知能(AI)の発展がグローバルな問題に与える影響を多角的に学びました。特に、国際政治に限らず、ジェンダー、貧困、環境問題におけるテクノロジーの功罪についても深く考察しました。AIがどのように社会構造や国際関係に変化をもたらすのか理解できました。

  • “PLATFORM GOVERNANCE IN EU LAW”EU法におけるSNSプラットフォーム(Instagram、Facebookなど)の規制について学びました。EUは、デジタル空間における規制に関して世界の先駆けとなっており、その法的枠組みや問題点を理解することで、サイバー空間の管理や規制の難しさに対する洞察を深めることができました。

  • “NATO, THE EUROPEAN UNION AND UKRAINE: CHALLENGES FOR TRANSATLANTIC SECURITY IN THE 21ST CENTURY"ロシア・ウクライナ戦争に関するNATOとEUの役割について学びました。特に、NATOとEUの構造・安全保障政策の違いや、地域間枠組みの重要性を理解しました。現在の国際政治における安全保障問題へのアプローチを深く掘り下げることができました。

  • “MAPPING INDOPACIFIC: ACTORS, THEORIES, PRACTICES”欧州の視点で、インド太平洋地域の国際関係と地政学を学びました。特に海底ケーブルなどの地政学的な分析の重要性については新たな発見でした。

  • “INTELLIGENCE IN THE PUBLIC AND PRIVATE SECTORS”諜報活動の概要を学びました。各国の諜報機関がどのように機密情報を収集するのか、またサイバー攻撃に対するカウンターインテリジェンス(防諜)についても知見を得ることができました。

結果

 留学先での研究活動を通じて、私は以下の3点の重要な知見を得ることができました。第一に、現代国際政治をヨーロッパの視点から分析することができた点です。これまでの研究活動では、日本を軸とした米中やインド太平洋地域との外交・安全保障が主な論点であり、地理的に離れたヨーロッパや中東はあまり議論に取り上げられることがありませんでした。しかし、留学先では常にNATOやEUなどの地域間枠組みが議論の中心にあり、その視点を得ることで、以前とは異なる国際関係像が見えてきたことに驚きました。特に、国際法や国際連合が秩序の維持に実行力を発揮できていない現状では、同じ理念や利益を共有する国々がいかに効果的に連携すべきか、NATOやEUから多くの教訓を得ることができました。日本においては、米中対立や台湾有事に関する地政学的リスクに対して、アメリカやASEAN諸国をはじめ多様な周辺国との連携強化が必要だと感じます。しかし、それには多くの困難が伴うため、実効的な協力体制を築くには欧米の事例をより深く研究することが不可欠だと考えました。

 第二に、サイバー空間の物理性と地政学についての新たな知見を得ることができました。生成AIの需要増大によってサイバー空間は今後ますます拡大すると予測されていますが、サイバー空間は決して実態の掴めないものではなく、データを送受信するために世界中の海底に張り巡らされた「海底ケーブル」や、データを貯蓄する場所としての「データセンター」など、物理的なインフラが重要な役割を果たしているという事実を学びました。サイバー空間の拡大とともに、これを構成する物理的なインフラは当然安全保障の対象となります。特に「海底ケーブル」は、その設置場所が海底の地理的条件や漁業範囲によって限られてくるため、特定の地点にケーブルが集約されやすという特徴があります。したがって、今後サイバー空間における安全保障問題を議論するにあたり、サイバーインフラの地政学的視点も考慮する必要性に気づくことができました。

 第三に、防諜体制に対する問題意識が深まったことです。国際社会では、重要な安全保障戦略として諜報機関を積極的に活動させています。日本政府も防衛費の増大やサイバーセキュリティ人材の強化を進めていますが、依然として防諜体制の整備は遅れをとっているのが現状です。今後の日本の安全保障政策を見直すうえで、防諜体制強化を含めた包括的なアプローチの必要性が高まっていることが分かりました。

 以上のように、留学を通じて、サイバー国際政治における新たな課題を構造的に捉える視点を養うことができました。新たな知見を糧に、今後は地政学的リスクや防諜体制についても深掘りし、サイバー国際政治における新たな地域間枠組みの構想について探求したいと考えています。今後、卒業論文に向けて付加価値を生み出せるよう、引き続き研究活動に励んでいく所存です。

おわりに

 留学を振り返り、期待と不安が入り混じった中でフランスへ飛び立った1年前のことを思い出します。自分が選んだ道を正解にするために様々なことにチャレンジし、必死にもがいてきました。全てをやり切れたわけではありませんが、留学しなければ得られなかった多くの貴重な経験を得ることができました。今では、留学なしには大学生活どころか人生を語ることができないと感じるほど、かけがえのない思い出となりました。

 もちろん、楽しいことばかりではありませんでした。特に初めの3ヶ月はとにかく学業や英語・フランス語についていくことに必死で、「このままでは日本に帰れない!」と自らを奮い立たせていました。悔しさや至らなさ、将来への迷いなど、困難と辛抱強く向き合い続けたからこそ、6ヶ月を過ぎた頃にはマインドセットや価値観など内面的な変化を実感し始めることができました。コンフォートゾーンを抜け出し、自分の目指すべき理想と現実の差異を見つめ直せたことが、最終的な大きな成長に繋がったのだと確信しています。留学を経て抱いた新たな志を胸に、今後も努力を惜しまずチャレンジし続けていく所存です。

 結びに、この貴重な機会に厚くご支援いただきました貴団体に、重ねて御礼を申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


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