奨学生の声

Voice

2023年度 海外留学支援奨学生 久留生大哉さん

ルンド大学(Lund University)/スウェーデン

国際認知言語学会に参加し、14日にルンドに着きました。ルンドについて少し落ち着きましたが、それでもこれから授業が始まるためその準備で忙しいという状況です。このメールにて、国際学会についての参加報告をさせていただきます。

私の発表は5日間あるうちの2日目でした。私の発表には世界的に著名な教授たちも来ていただいて、非常に光栄でした。発表後のディスカッションセクションでは、目の前で第一線で活躍する教授たちが私の研究について熱く議論しており、自分もそこに参加できて非常に嬉しかったです。しかし、ヨーロッパの教授の英語力・そして知識は凄まじく、圧倒される部分も多く、これから英語力・専門分野共にさらに磨いていく必要があると強く感じました。また、自分の発表が終わった後も個人的にその教授たちとジェスチャーと言語の関わりについて議論しましたが、知識量や研究への熱量に関して、正直日本と世界とでは大きな差があると感じました。世界の第一線で活躍している研究者たちの研究への熱量に生で触れ、自分もこれから同じ土俵で戦うためにこれからの留学生活、特に修士の2年間は非常に大切になると感じました。これからも国際学会にはチャンスがあれば応募し続けますが、その上の目標として、トップ国際ジャーナルに論文を掲載することを3年以内に達成したいと思います。これからも頑張ります。

また、発表の日以外でも自分が読んでいた論文の著者である教授に何人も直接声をかけ、自分のこれからの研究のアイデアについて意見を頂くことができました。また、自分の分野(マルチモダリティ研究)は、アメリカで行われているRed Hen というプロジェクトがその分野で一番大きなプロジェクトなのですが、そのプロジェクト長である Mark Turner 教授から、Red Henプロジェクトで使っている言語・動画リソースを使える許可を頂きました。それも今回の学会で目標にしていたことの1つだったので、それが達成できて嬉しいです。

これからもより一層勉学に励むモチベーションになる、非常に貴重な経験をすることができました。

自分の発表に来てくださった著名な教授たちとの写真
(左から、Thomas Hoffmann 教授、Beate Hampe 教授、Jordan Zlatev 教授(ルンド大学での指導教授)、久留生大哉

一覧ページに戻る